個人インタビュー 助け合いと繋がりを大切に、
モノづくり現場の仲間から頼られる存在へ

Profile

牧野

職種:生産管理・物流管理

所属:生産管理・物流管理部門

専攻: 国際政策学科

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世界中で走るクルマの部品が、私の故郷から生まれている

クルマに関わる仕事がしたい——。そう思ったきっかけは、学生時代の短期留学で訪れたアメリカでの経験でした。現地で走る数多くの日本車を目の当たりにし、世界で日本の技術が日常的に活躍していることを実感したのです。その瞬間、就職先について漠然と抱いていた不安が消え、答えが見付かりました。私が生まれ育った場所は、自動車関連の工場が多い街です。以前は地元に対して“田舎”という印象を強く抱いていましたが、ふるさとでつくられた製品がアメリカの道路を走っているという事実を知って、地元に対する意識が大きく変わりました。自分の生まれた場所が世界と繋がっていることを実感し、この場所で自動車産業に携わりたいという想いが大きくなっていきました。

数ある自動車関連企業の中からデンソーを選んだ理由は、幼い頃から英語を学び、大学でも国際学科を専攻していたことから、自分自身に強い海外志向があったためです。海外と関わるチャンスがある環境で働きたいという想いが、デンソーへの入社の背中を押してくれました。

入社当初は、事務職の中でも最もモノづくりに近いと感じられた生産管理を希望しました。もともと自分の手を動かして工作することが好きだったため、生産管理としてモノづくりの工程を間近で見たいと考えたからです。その後の4年間は、デンソー全体の生産管理業務の標準化やシステムサポートに携わり、現場を支える役割を担ってきました。自動車業界のことを深く知らないままキャリアをスタートしたこともあり、仕事で“自分の付加価値”を出せるようになるまでには苦労も多くありました。実務担当以上に現場の仕事を理解する必要を感じ、分からないことがあれば納得いくまで質問し、実務を見せてもらいながら、少しずつ学んでいったことを今でも憶えています。

モノづくりの最後のバトンを受け取り、守り抜く責任

これまでのキャリアの中で主務として携わってきたのは、完成した製品をお客様に向けて出荷し、トラックで運んで納入する一連の業務の改善・サポートです。どんな場面においても私が重視しているのは、「お客様への納入を絶対に止めない」こと。そのために、システム改訂から物流改善まで、幅広い業務に関わっています。

実は、過去に苦い経験をしたことがあります。設備トラブルによって生産が大幅に遅れ、お客様のラインが停止するリスクが発生したのです。私は、その支援のために現場に派遣されました。トラブル発生当時、現場には私以外にもさまざまな部署からの応援が駆け付けており、ラインストップ回避のために全員で知恵を絞りました。どうすれば挽回できるかを検討し、夜遅くまで復旧作業を続けた結果、全員の努力のお陰でなんとかラインストップを回避することができました。そのとき、先輩が語った言葉が今でも忘れられません。

「納入を止めることは、ここに集まった人たちが今までしてきた努力をすべて無駄にしてしまうこと。特に、出荷や納入物流を担う私たちは、いわば“リレーの最終走者”。それを忘れてはいけない」

この言葉を聞いたとき、私には、デンソーの“モノづくりの流れ”を途切れさせない使命があると強く感じました。デンソーの製品は、多くの人の手を経て世に送り出されている。そして、私たちはそれぞれの役割を担う方たちが繋いできたバトンを、最後に受け取る立場です。だから、「納入を絶対に止めない」。私が抱くその信念は、この忘れがたい経験が原点になっています。

助け合いの輪を広げるため、等身大の自分で周囲の人と真摯に向き合う

たくさんの人が繋いできたバトンを最後に受け取る立場として、仕事を続ける中で感じていることがあります。それは、「誰か困っている人を助けると、今度は逆にその人に助けてもらえることがある」。そして、「その輪が広がることで、自分の力以上の成果が生まれ、やがて自分自身の成長にも繋がる」ということです。というのも、生産管理の仕事は、決して1人では完結しません。周囲の人や他部署と連携しながら進めていきます。それぞれ役割は違っていても、「お客様へ確実に製品を届けたい」という想いは全員同じ。そのゴールに向かって助け合いながら進むプロセスに、私はやりがいを感じています。人と人が繋がっていくところが魅力的だからこそ、私はどんな些細なことでも、助けられる場面があれば自分から動くようにしています。トラブルが起きたとき、1人でできることには限界があるからこそ、お互いに支え合うことで困難を乗り越えられるのだと思います。

そのため、仲間とのコミュニケーションを日々大切にしています。たとえば、もし話しかけづらい雰囲気のある人がいたとしても、その人の柔らかい一面や優しい言葉に焦点をあて、その魅力を引き出せるような会話を心がけています。雑談を通じて肩の力を抜き、気軽にコミュニケーションを取れる関係を築くということですね。話しやすい相手だと感じてもらえるよう、日頃から周囲の人との助け合いの輪を意識しています。

一方で、すべてを抱え込むと自分自身がパンクしてしまいます。自分1人で解決できないときは、適切な相談先へ橋渡しし、その人が少しでも良い方向に前進できるようにサポートすることを心がけています。

加えて、私自身も良いパフォーマンスを発揮し続けるためには、気持ちの切り替えも欠かせません。ストレスが溜まったと感じたら、カラオケに行ったり実家の愛犬と触れ合ったりして、リフレッシュしています。それだけではなく、職場の仲間に話を聞いてもらうことも重要なポイントの一つです。ほど良く息抜きしながら、より良い価値を生み出せる自分を目指しています。

生産管理と物流を知る立場から、次の世代に価値を残したい

入社以来、生産管理部の中でも、生産現場に近い業務と物流現場に近い業務の両方に携わり、モノを“つくる”から“運ぶ”まで、一連の流れを経験してきました。この経験を通じて、今後は生産と物流の双方がより密接に連携しながら改善に向き合える環境づくりに力を入れていきたいです。そのために、最適なシステム改善を提案していきたいと考えています。そして、たくさんの人の手を渡ったバトンを受け継いで製品が世に出ていくように、これまで先輩方から受け継いできた私たちの使命や想いを後輩に繋いでいくことも大切です。「これから共に働く後輩たちが困らないようにどうするべきか」ということも考えています。

繋がりを大切にする想いを持ちながら、仕組みづくりなどと向き合っていけば、きっと助け合いの輪が途切れることはないでしょう。これからデンソーを担う人たちが、より良いものにしていけるよう、次の世代に繋いでいきたいです。

※記載内容は2022年時点のものです。

これから仲間になる方へ

共に仕事に向き合っていく仲間ができる

私は業界知識がほとんどない状態でキャリアをスタートしたため、上司・同僚たちや現場の方々に協力をいただきながら学んできました。同じ課の仲間たちとは、仕事がうまくいくようにと、おそろいのお守りを買って持っています。真摯に仕事に取り組めば、信頼し合える仲間にきっと出会えますよ。