仕事を知る

企画

綿密なコミュニケーションは
企画の礎
──事業チームの旗振り役としての働き方 

深田 悠美Yuumi Fukada

モータ企画部

  • 大学中国学部 卒業
  • 2017年アスモ株式会社 入社
  • 2017年~2018年部品・電子企画室 プレス企画担当 配属
  • 2018年~現在株式会社デンソーと統合 モータ企画部に所属変更

業務内容

モータ企画部はどんなお仕事ですか?

モータ企画部の主な業務は、デンソーが扱う自動車部品の主に小型モータに関する事業の方向性を立案していくことです。具体的に一例をあげると拡大販売戦略を立てることです。拡大販売していけば、必然的にその製品を作るための設備が必要となります。製品によっては何億円もの規模の設備投資になるので、投資に見合うかどうかの判断材料を集めて事業部長に提案しています。同時に、コストダウンのための施策や、設備投資するだけでなく、投資回収するための計画を立案するのも企画の仕事です。

その中での深田さんの役割

今担当しているのは、電動ウォーターポンプという製品です。製品毎に関係部署で構成された事業チームがあり、事業の方向性を立案していきます。チームで仕事をすると意見の食い違いが起こることもありますが、チームの旗振り役としてメンバーの考えを調整して方向性をまとめるというのが大きな役割になります。コミュニケーションを活かして業務を円滑に進めることがとても重要です。

相関図

これまでで一番印象的だったお仕事は?

プレス加工部品の企画を担当していたときのことです。内製していた部品を外製化することになり、見積もりをとったところ、想定よりも高い金額になりまして……。どうにかコストを抑えられないかを調べるために、取引先へ何度か足を運びました。その後、現場で得た情報をもとに社内で議論したところ、『ここを改善すればコストを抑えることができるかも』という点を見つけることができ、それを調達部へ共有した結果、製品の単価をかなり下げることができました。自分の行動によってコストダウンに、そして会社やお客様に貢献できて嬉しく感じた経験です。

働き方

職場環境や雰囲気はどんな感じですか?

部署としては100名近くのメンバーがいるのですが、とても仲が良いです。コロナ禍以前は、年に一度は全員での飲み会をやっていましたし、春はお花見、それから休日に気の合うメンバーでバーベキューをすることもありました。役職や年齢関係なく、くだらないことから仕事のことまで気軽に話せて、良い関係が築けているなと感じます。

ワークスタイルについて

基本的に、週に1回の出社です。以前は、育児や介護を目的とした利用に限るなど、在宅勤務をするにも制限がありましたが、いまは誰でも無制限で在宅勤務OKになりました。フレックス制度もあるので、プライベートに合わせて1日の業務時間を調整しています。これまでだと、たとえば午後に病院へ行く場合、午後有休を使わなくてはならなかったのですが、在宅勤務とフレックスを組み合わせれば、午前中は仕事をして、途中病院へ行き、また戻ってきて仕事をする、ということが可能になります。より自分のライフスタイルに合わせて働きやすくなったと感じます。

スケジュール表

休みの日の過ごし方

有休がとりやすい環境なので、よく旅行をしています。最近ですと、北海道に行きました。夏の暑い時期だったので、涼しい場所に行きたくて。音楽も好きなので、旅行を兼ねてライブやフェスに行ったりもしますね。あとは、入社して1年目とか2年目のころは、金曜日に同期と朝まで飲んで、土曜日は終日寝ていることもよくありました(笑)

就職活動

就職活動はどんな風に進めていましたか?

私は、仕事をしっかりやりたいという気持ちはもちろんですが、プライベートを何より大切にしたいと考えていました。ですので、年間の休日や残業時間など、やりたいことができる環境というよりは、プライベートな時間をつくりやすい環境についてかなりリサーチしました。ネットでさまざまな情報をソートして、気になった会社の説明会に行くようにしていました。なかには、説明会と一次試験を兼ねている会社もあったのですが、説明会を聞いて『自分には合わないな』と思ったら、そのまま試験を受けずに帰ることもありました。

どうしてデンソーを選んだのですか?

会社が統合したのは入社して2年目のことだったので、私はアスモ株式会社に入社をしたのですが、アスモに決めた理由は、自分の中で決めていた条件にマッチしたからです。会社の場所もそうですが、何より働きやすそうな環境に惹かれました。それから、学生時代に中国に関することを学んでいたので、中国はじめ、世界各地に海外拠点がある点も魅力的でした。

仕事で役立ったスキル、入社後身に付けたスキル

中国拠点で製造している製品を担当していたとき、現地の人と中国語でやり取りをしました。学生時代から中国語を学んでいて、天津に留学もしていたのが役立ちましたね。デンソーの中国拠点のスタッフは日本語がすごく上手な人が多いのですが、そこをあえて中国語を使うことで、よりスムーズなコミュニケーションが取れるんですよ。「どうして日本語がそんなに上手なの?」とか、「天津のあそこって、今どうなっているの?」など、日常の些細な出来事の雑談でよく盛り上がっていました。

キャリアアップ

これから頑張っていきたいこと

企画部署はとくに、社内のあらゆる部署、そして、たくさんの企業の方とのやり取りが欠かせません。コミュニケーションを駆使してプロジェクトを進める部署なので、丁寧なコミュニケーションがとても重要になってくるんですね。仕事の話も大事ですが、チャットでの何気ない会話や出社時の軽い挨拶など、雑談を普段からしていて関係を築いておくと仕事も進めやすくなります。『あの子のためならやってあげるか!』と思ってもらえるように、普段からたくさんの人と積極的にコミュニケーションを取り、お互い気持ち良く仕事を進めていくことが目標です。

最後に、就職活動中の方にメッセージを!

結果に一喜一憂して苦しくなったり、焦ったりすることもあるかもしれませんが、もしもダメだったら『あの会社、私を落とすなんて見る目ないなあ』ぐらいに思って次を見据えましょう!そして、入ってから後悔しないように、自分が大切にしたいポイントは譲らないこと。その気持ちを持っていれば、きっとあなたに合った会社に入ることができます。その中で、デンソーを選んでいただけて、一緒に働くことができたら、とても嬉しいです。

深田さんのプチ情報 実は企画の仕事とは別に、兼任業務的な形で湖西製作所の広報活動もやっています。湖西製作所をもっと知ってもらおうと社内サイトで記事を発行したり、湖西製作所内のギャラリースペースのリニューアル活動にも参画していたりしています。通常業務もある中で大変さはありますが、多くの方にリアクションをもらえたりするので、とてもやりがいを感じています♪