SOMRIE™ Certification System

SOMRIE™認定制度

自身の能力を把握するために、個人の保有スキルを社外アセッサも交え、客観的に認定する制度です。

「キャリアイノベーションプログラム(CIP)」の運用にあたって、特にエンジニアの育成強化をめざし導入したのがソムリエ(SOMRIE™)認定制度」です。国内外デンソーグループのモビリティソフトウェア領域から制度の適用を開始し、今後も他の事業領域に拡大を予定しています。また、デンソー以外の企業にも本プログラムの活用を検討いただいております。

SOMRIE™ とは

理想のモビリティ社会の実現に向けて、「その領域の専門家 (Specialist) として、今の技術を深化させ未来の方向性 (Outline) を指し示す “匠” (Master) として、革新的 (Revolutionary) で感銘を与える (Impressive) 仕事を情熱的 (Enthusiastic) に進めるエンジニア」のことを指します。

2023年12月時点、50名がSOMIRIE™に認定されています。

制度の概要

下記は、「キャリアイノベーションプログラム(CIP)」について、ソフトウェアエンジニアの場合を想定し、1~5のフローチャートで詳しく紹介したものです。そのなかで、2の「能力確認」と、5の「認定」に関して、ソフトウェアエンジニアに特化して設けているのが「ソフトウェア・ソムリエ制度」です。自分が目指すソフトウェアエンジニアとして活躍するために、どのような本質的な専門性(ケイパビリティ)を身につけるべきかを明確にし、かつ、その能力がどのレベル(Level)まで身についたかを会社が認定する「ソフトウェア・ソムリエ制度」をもとに、戦略的かつ効率的に学び、成長し続けていくことをサポートします。

各自の能力が「認定」というカタチで見える化できるため、他のソムリエと連携して新たなミッションを担うチーム組成や連携・連動が容易に行えます。その結果として、デンソーのソフトウェア領域における課題解決や価値創出のスピード化にもつながります。

制度の特徴・魅力

今ある仕事ではなく、普遍的な専門性を軸に成長できる。

ソフトウェア人材の主要な能力を業務上の役割(ジョブロール)ではなく、時代や組織の変化に左右されにくい本質的な専門性(ケイパビリティ)として定め、設定しています。そのため、現在の延長線上にない、新たな業務や役割が登場する可能性の高い未来においても、連続的な成長やキャリア形成を実現できます。

多様な専門性が設定されているため、自由度の高いキャリアが描ける。

「社会価値創造要素」「管理要素」「開発技術要素」「専門技術要素」の4セグメント、全18 種類(データサイエンティスト/セキュリティスペシャリスト/システムアーキテクト 等)の Capability が、7つの Level で設定されています。自分の興味や志向に応じて自由度度の高いキャリアを戦略的にデザインすることが可能です。

キャリアの悩みや迷いがあるときは、専門アドバイザーに相談できる。

将来のなりたい姿が明確になっていない、あるいは、漠然したイメージはあるけど、どの専門性を身につけていけばよいかわからない、といった悩みや迷いがあるときは、キャリアプランデスクのキャリアアドバイザーが対応します。直属の上司や先輩はもちろん、専門アドバイザーによる丁寧かつ的確なバックアップで安心してキャリアプランを描けます。