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エンジニアインタビュー

車載ソフトウェアの
「資産化」に挑む

谷端 伸彦Tanibata Nobuhiko

所属
ソフト技術1部 第2設計室
入社
2006年 キャリア入社
ジョブロール
ソフトウェアアーキテクト(統括)
ケイパビリティ
SOMRIE™ ソフトウェアアーキテクト シニア

大学では手話認識AIを研究。デンソー入社後は車載ソフト開発のプロフェッショナルを目指す。ハードとソフトの双方を理解する強みを活かし、IVIやADASなど大規模ソフトウェアの共通化とIP化を推進。リアルタイム性と創造性が求められる車載ソフトウェア開発で、エンジニアが価値ある開発で評価される環境づくりに取り組んでいる。

[01]

担当領域

  • 統合ECU制御ソフトウェア

  • ベーシックソフトウェア

大規模ソフトウェアと呼ばれるIVI(インフォテインメント)、メータ(コックピット)、ADAS(先進運転支援システム)、モビコン(モビリティコンピュータ)にまたがったソフトウェア共通化と、そのソフトウェアのIP化プロジェクトを推進しています。

[02]

能力マップ

スキル面では、ソフトウェアアーキテクトのレベル5認定を取得しており、今後はプラットフォームスペシャリスト・組込(PFS-E)の取得を目指しています。

[03]

業務内容の割合

日々の業務は、現行の量産プロジェクト3つに関わるマネジメントが約60%(20%×3)、大規模ソフトウェア共通化の仕組みづくりが30%、ソフトIP選定が10%といった割合になっています。

[04]

インタビュー

これまでの経歴について教えてください

2006年からデンソーで車載の光ファイバー通信制御ドライバーを担当し、2009年からはカーナビゲーション・カーマルチメディア用LSIなどの開発を行なう合弁会社で車載IVI向けソフトプラットフォームのプロジェクトリーダーを務めました。

2014年から2016年までGENIVIという団体でWayland-IVI-Extension projectのメンテナーを務め、2015年にはGENIVI Most Valuable Contributorをアジア人として初めて受賞しました。その後も、世界初のIVI製品へのHypervisor搭載プロジェクトなど、常に最先端の車載ソフトウェア開発に携わってきました。

今、どんな仕事をしていますか?

現在は、大規模ソフトウェアと呼ばれるIVI(インフォテインメント)、メータ(コックピット)、ADAS(先進運転支援システム)、モビコン(モビリティコンピュータ)にまたがったソフトウェア共通化と、そのソフトウェアのIP化プロジェクトを推進しています。

これまでモビリティ業界では、ソフトウェアはハードウェアのオプションとして扱われてきました。でも、スマートフォン業界ではすでにソフトウェア単体での販売が進んでいますよね。

実は、幅広い種類の製品を量産しているデンソーだからこそ、価値のあるソフトウェア資産を多く保有しているんです。私のミッションは、その価値あるソフトウェアを単一製品で終わらせることなく、資産化・IP化することで、ソフトウェア売りまで持ち上げる事です。

interview

大学の研究・前職の仕事と、現在の仕事のつながりについて

大学時代にカメラ画像での手話認識を研究し、AIやニューラルネットワークの基礎を学んできました。C言語やアルゴリズム開発の基礎を徹底的に叩き込まれた経験は、今でも私のエンジニアとしての土台になっています。今では車載ソフトウェアで当たり前となったLinuxも活用して開発を行っていました。

前職では一般企業のシステムエンジニアとして、複数システムで共通利用できる共通フレームワークのプロジェクトに参画し、ソフトウェアプラットフォームの基礎を習得しました。

大学院では電子制御機械工学を専攻していたのですが、その名の通り「機械を制御するソフトウェア」の開発に強い興味があり、車載ソフトウェアを開発できるデンソーに転職しました。

機械やハードウェアのことも理解した上でソフトウェアを開発した経験や技術が、今の仕事に繋がっています。

モビリティ業界ならではのソフトウェア開発の魅力

前職のシステムエンジニア時代は、サーバーでのバッチ処理も担当していましたが、そこではレスポンス性よりも正確性が求められていました。一方、モビリティ分野では「リアルタイム性」と「目に見えるハードを手元で実現できる」ところが非常に魅力的です。最終的にモビリティに搭載して試せるというのは、ソフトウェアエンジニアとして大きなやりがいがありますね。

スマートフォンやタブレットの組み込み開発と比べると、車載ではセンサー類や周辺装置が非常に多いんです。SoCベンダが提供するソフトプラットフォームだけでは不足していて、そこを補強する開発ができることも魅力の一つ。

例えるなら、スマートフォン・タブレットは「建売住宅で家具だけ選べる」イメージなのに対して、車載は「材料とある程度の基礎工事が提供されて、そこから家を建てられる」感じですね。自由度が高く、創造性を発揮できる領域なんです。

デンソーで働くことで得られる価値

デンソーの魅力は、ソフトウェア開発から実車評価設備まで整っており、「モノづくり」のすべてを経験できること。単にソフトウェア開発だけでなく、実車での評価手法などの知見・スキルが、それぞれの工程の専門家と実践の中で得られることです。ソフトウェアエンジニアとしては非常に貴重な環境だと思います。

ソフトウェアエンジニアとして感じるやりがい

最も楽しいと感じる瞬間は、新しいハードウェア、つまりまだ「魂(ソフト)」が入っていない状態のものに、初めて自分が開発したソフトウェアをインストールして、新しい周辺機器を動かせた瞬間です。それまで動かなかったものが動き出す瞬間は、本当に感動しますね。

これからの挑戦とビジョン

今後の目標は、ソフトウェアエンジニアが開発した価値あるソフトウェアを資産化・IP化できる環境を実現すること。良いソフトウェアを開発したエンジニアは、特許と同じように利益が還元される、ソフトウェアエンジニアが意欲をもってソフトウェア開発に臨める世界を作りたいと考えています。

IVI:In-Vehicle Infotainment(車載インフォテインメント)の略。カーナビやオーディオなどの情報・娯楽システム。 ADAS:Advanced Driver-Assistance Systems(先進運転支援システム)の略。安全運転を支援する技術。 GENIVI:現在のCOVESAの前身。IVI向けのプラットフォームのオープン化を目指した欧米OEM中心に発足した団体。 SoC:System on a Chip(システム・オン・チップ)の略。1つの半導体チップ上に必要な機能を集積したもの。 Linux:オープンソースのオペレーティングシステム。マルチメディア向け車載システムで近年、広く利用され始められている。 Hypervisor:複数のOSを1台のコンピュータで同時に実行するための仮想化技術。 モビコン:モビリティコンピュータの略。車両の計算処理を担う高性能コンピュータ。 IP:Intellectual Property(知的財産)の略。ここではソフトウェア資産の権利化を指す。 ソムリエ認定制度:デンソー独自の技術者認定制度。専門分野ごとに技術レベルを認定する。

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